ピアノに関するアドバイス

ピアノの先生へのアドバイス

ピアノの先生専用に「経営とは?」を学びながら、楽しくレッスンができるようにと発行していたメールマガジンを公開しています。

はじめに

「ピアノって楽しいな!」
そんな生徒さんが、何人いますか?

最近思うのですが、ピアノレッスンに対する考え方や人に接する態度とかが、私が小さい頃とは明らかに違います。
子供が「レッスンをやめたい」といえば簡単に「嫌ならやめなさい」の一言、親の教育方針でしょうか?!何かが違うと思います。幼い頃から「ピアノを習う」とは、どう言う事なんでしょう?

 

「ピアノを習う」本来は情操教育ですから「情緒豊かな心を持った大人になる」
そうです、心のゆとりなんですよね!ですから1~2年習ったからと云って、心にゆとりを持った大人になる事はありません。そして、ピアノレッスンを通して『我慢すること、チャレンジすること、達成感を味わう』などを、教育していくことです。

「ピアノって楽しいな!」「先生ありがとう!」と言ってもらえるように、生徒さんとそのお母さんとのコミュニケーションをとりながら、少しずつ啓蒙活動をしていきましょう。
レッスンが永く続く事は、生徒さんからも、お母さんからも感謝され、いずれは収入にもつながっていきます。

第1章 怒らないでほめる

先生が、生徒のお母さんに渡すメモ書きから始まります。
○○○ちゃん(さん)は自宅でのレッスンはいかがですか? 遊びや塾の合間をぬってのレッスンは、なかなか大変ですよね。
ところで、学校の宿題は自分の机でしていますか? 宿題はお母さんの近くで、リビングや台所のテーブルでしているお子さんが多いようです。
ピアノも、お母さんの顔が見える距離で練習させてみてください。(子供部屋に置いてある場合は、そばについてあげるとか。)間違えたりしても怒らないで下さいね。間違えたときには「惜しかったね!もう少しで弾けたのにね。もう一回弾いてみよう!」 などの言葉ではげましてあげましょう
上手に弾けた時には「上手だったね、もう一回弾いてみよう!」などの言葉でほめてあげましょう。(子供だって誉められたらうれしいですよね)

第2章 プラスの言葉で話しましょう

こんな話をご存知ですか?
靴を販売している会社があります。 この会社はアフリカでも靴を販売することを決めました。そこで、営業マンを現地調査のため派遣させます。
すると、アフリカのそこの住民たちは誰一人靴を履いていません。この結果を上司に報告します。

  1. 「大変です!彼らは誰一人靴なんか履いていません!」
    「この計画は、無謀です」
  2. 「大変です!彼らは誰一人靴なんか履いていません!」
    「チャンスです、ものすごい勢いで靴が売れるかもしれません」

さて、あなたはどちらのタイプでしょう。この話は問題のとらえ方が、プラスにむいているのかマイナスにむいているのかの違いです。 当然、結果は全然違うものになります。すべての事をプラスでとらえましょう。

メールマガジン「ピアノって楽しいな」No.2

さて今回は、第1回目の「怒らないでほめる」を、少し補足します。
お母さんが自分のお子さんに、よくマイナスをよく言っています。 たとえば、お水やお茶を飲ませるときに「こぼさないでね」です。
この言葉は、こぼす事が大前提にあります。言われた本人は「こぼさないでね」の言葉から、頭の中ではコップやお茶碗から水やお茶がこぼれるイメージをします。だからこぼすのです。すると「こぼさないでって言ったのに!」になります。日常良くある話です。

しかし、こぼす原因を作っているのは母親だという事に気が付いて欲しいのです。ちなみに普通の母親は1日に128回のマイナス言っているそうです。すごいですね~!一番多く使っているのが「早くしなさい」なんだそうです。

国語的には否定形ではなく肯定形です。「~をしなければならない」のではなく、「~はしたい」ですね。日本人てよ~く考えるとマイナスの教育をいっぱい受けてるんです。
学校ではしてはいけない事だらけ。
廊下を走ってはいけません~廊下は歩きましょう
これって一緒の事ですからね。普段の会話も、意識的にプラスの言葉で話しましょう。ほめましょう。励ましてあげましょう。

第3章 意識と無意識

今回のちょっと、いい話は…
「知覚動考」「ち かく どう こう」と読みます。
しかし、これは「ともかく うごこう」と読みます。 知って、覚えたら、動いて、考える、です。

この順番通りにしてみましょう。 知って、覚えて、考えてから、動こう、としている人が時々いますが、これは間違いです。
今、やろうとしていることが、正しいのか、正しくないのか 考えても無駄です。 それは、考えているときは何も起こらないからです。
行動をしてみて、駄目なら次の手を考える癖をつけましょう。

メールマガジン「ピアノって楽しいな」No.3

前回は「プラスの言葉で話しましょう」でしたが、学校教育でいっぱいしてはいけないことを何度も繰り返しているために、頭の中が基本的にマイナスになっています。
ですから無意識ではマイナスになります。意識してプラスの言葉を話しましょう。
普段の会話、新聞など本当に多いものです。最初は意識して慎重に言葉を選びますが、慣れてくると自然にできるようになります。

意識と無意識
生活の中での行動は、ほとんどが無意識です。その無意識の行動の 結果が現在の自分です。(無意識の行動=習慣・クセとも言えます)
この無意識の行動で、経済的にも精神的にも豊かになっていけば楽しいでしょう? 経済的と精神的はまだ少し先の話になりますが、今日1日の行動の積み重ねが将来を変えます。
それでは、無意識に行動していたパターンがそんなに簡単に変わるものでしょうか?
答えは簡単「変わります」
例えば、靴を履くときはどちらの足から履きますか?
これは無意識ですから気がついていないでしょうが、間違いなく決まっています。これを変えるには、右足から履いていた人は左足と書いた紙を靴に貼っておきます。
毎回繰り返し、3ヶ月で習慣は変わります。何十年もの習慣もこのくらいの期間で変わります。毎日の行動目標を紙に書いて見えるところに貼って、毎日読み上げましょう。
無意識にプラス発想ができたり、前向きの行動ができたりしたら、間違いなく生徒さんの心に入っていけるようになり、好かれる事になります。
当然ですが性格のいい人が好かれますよネ。「性格の良い社長」の会社が世間でも一番成功を収めています。やっぱり性格ですよね!

第4章 コミュニケーションをとる

今回のちょっと、いい話は…
「ウサギとカメ」の話 この話は、よくご存じだと思います。
『ウサギとカメが競争して、ウサギが油断して寝ている間にカメはこの競争に勝つ』と言った話です。『さぼらないでこつこつとやれば報われる』そんな内容の教訓です。

さて、貴方はカメです。ウサギとの競争を最初から受けるでしょうか? ウサギが普通にやればカメなんて問題ではありません。実はもう一つの教訓に、こんな考え方があります。
ウサギはカメを見ています。 だから油断をして寝てしまいましたが、カメはゴールを見ていました。
見ているところに自分が行きます。目の前に起こっていることは、とても刺激的で、楽しいことや悲しいことやつらいこともいっぱいあり、翻弄されがちです。
あなたのゴールはどこですか? しっかり目標を持ってチャレンジしてみましょう!目標設定の仕方は後半のメールマガジンで解説です。

メールマガジン「ピアノって楽しいな」No.4

前回までの内容がメールマガジンNo.1からの続きできましたが、今回少し見方を変えてみました。何か一番大切で難しいような気がするコミュニケーションの話に入ります。

「コミュニケーション」どういう事でしょう?
辞書では「意志の伝達を行う」です。こちら側が一方的に話をするのはコミュニケーションとは言いません。
確かに意志の伝達を行っているのですが、 これは意志の伝達ではなくただの案内です。こちら側がいくら分かりやすいように話をしても相手には都合のいいようにしか伝わっていなかったり、全く伝わっていない事がたくさんあります。

これは相手には固定観念があって、自分の思ったように伝わるのではなく相手が思ったように伝わるからです。
ピアノレッスンを止めていく理由で多いのは、小学生の間では 先生とのコミュニケーションがよくとれていない場合がたくさんあります。
例えば自宅での練習の仕方がよく分かっていなかったり、楽譜が読めないままレッスンが進むため、ついていけなかったりすることがよくあります。問題を抱えたままレッスンを続ければ、当然嫌気がさして 止めることになります。
二人が出会ったときに考えていることが違います。育った環境が違えば、性格も違います。違うからこそコミュニケーションが必要です。どこが一緒で、どこが違うのかを知る必要があります。

ピアノの先生と生徒の関係では、上下関係でもあり、特に片寄ったコミュニケーションになりがちです。
ピアノ以外のごとでは何に興味があるのか? どんなことが好きなのか? を、さりげなく聞いてみましょう。自分の生徒さんの中で、プライベートの事までよく知っている生徒さんが(ピアノレッスン)一番長続きしそうだと思いませんか?生徒さんとは、ちゃんと心と体を向き合わせて 話し合いましょう。好きになってもらえれば、コミュニケーションをとるのも楽だし、 楽しいんですが…!やっぱり、性格が良いのが一番なんです!

第5章 ソフトタッチとハードタッチ

今回のちょっと、いい話は…
昔、アメリカではゴールドラッシュで沸いた時代があります。人々は一攫千金を夢見て、金が発掘されるといわれる町に集まり、日々発掘作業に追われていました。
このゴールドラッシュで一番儲かったのは、ツルハシを売っている業者だったという話です。現状を把握して、何が求められているのか分析をして結論を出しています。
周りの状況に惑わされることなく、正しいもの見方を訓練していきましょう

メールマガジン「ピアノって楽しいな」No.5

前回、コミュニケーションの話をしました。今回は更に補足説明をします。
育った環境や性格が違うため「自分の思ったように伝わるのではなく相手が思ったように伝わるからです。そして一方的な発信では、伝わりにくいと説明しました。しかし、高木ピアノサービスでは、通信「poco a poco」を一方的に 配信しています。
コミュニケーションの取り方に直接逢って会話をする「ハードタッチ」と手紙や葉書などでする「ソフトタッチ」とがあります。「ソフトタッチ」では、普段なかなか逢えない人たちや、一度に多くの人とコミュニケーションが取れるのが特徴です。

これは、読み応えのある文章を書いたり、興味のありそうな文章を書くことで意識を集中させます。意識を集中させることで「忘れないで!私はここにいます」の意味です。
ピアノレッスンは大体10年くらい続くと、生涯ピアノから離れなくなります。(自分の好きな曲が遊びで弾けるようになるくらいの年齢、例えば高校生くらいの年齢です)
10年間ピアノレッスンが続く事は、ピアノの先生レベルでの企業努力が相当必要です。教育とか啓蒙では通常400回くらい言い続けると、理解して行動に起こすのだそうです。(解っていることと、やっていることは違うのです)
意識の深さと、反復が理解を生み行動を起こすのです。これは、鈴木バイオリンの鈴木メソードの理念です。(どんな子供にも才能があり、繰り返し練習することで上達して才能も開花する)
ソフトタッチでのコミュニケーションは、繰り返し反復することで効果も現れてきます。通信「poco a poco」の配信は、まだ8号ですが徐々に効果が現れてきています。
生徒さんと、お母さんと、ピアノの先生、3者でのコミュニケーションが徐々に取れ ていき、ピアノレッスンが情操教育であることを言い続けることと言い続けられる関係を築いていくことが最も大切です。

ピアノの先生も、通信「poco a poco」のようなニュースレターを出されることをお勧めします。
紙面の大きさは、A4一枚ぐらいで、内容は大きく分けて三つ。
冒頭は先生のあいさつや、考え方などご自身で書く記事
真ん中は、少し読み応えのある記事
たとえば、がんばっている生徒さんの記事など…!(これは、本人に書かせると面白い。)
最後は、ピアノには全然関係ないことを書いてください。

高木ピアノサービスでは、レストランの紹介や本の紹介、花火大会の日程や、犬の特集などです。毎月、月謝袋の中に入れてみてください。結果が出てくるまで、1~2年かかるかもしれませんが、必ず成果が出ます。
生徒の親たちが、少しずつ変わっていくのを感じることと思います。最後に理想の関係とは「この人は励ましてあげたい」と「この人に誉められたらうれしいから頑張る」の関係です。
人は偉い人の意見を聞くのではなく、好きな人の意見を聞くからです。(男と女の関係もそうなんですって!)

第6章 現状の把握

こんにちは! さて、今回のチョットいい話は…
「成功」って言葉がありますが、反対語はなんでしょう?
「失敗」ピン~ポ~ン正解!しかし、メルマガでは少し違います。答えは、一番下です。

メールマガジン「ピアノって楽しいな」No.6

No4、No5では、コミュニケーションの話をしました。今回は現状の把握です。
第1回目の内容は「怒らないでほめる」先生が、生徒のお母さんに渡すメモ書きから始まります。ここから始まりましたから、生徒と生徒のお母さんを教育・啓蒙をして、変えていくと理解した方もあるかもしれません。
しかし、前回のNo.5で書いたように、教育と ・啓蒙にはたくさんの反復が必要です。ですから、人を変えるより、ピアノの先生自身が変わった方が早いんです。きれいな花にたくさんの蝶々が集まるように、すてきな人にはたくさんの人が集まってきます。
そういえば、立派な人の挨拶ほど年齢に関係なく、先に声を掛けるそうです。「こんにちは」と、笑顔で迎えてあげましょう。

さて、本題の現状把握ですが、一人一人のデータを出してみましょう。

  1. ピアノレッスンのすすみ具合
    決して他の生徒さんとは、比較はしないで下さい。
  2. どこが良くて何が問題なのか?
    苦手なところは少しずつ繰り返して克服する方向で、良いところは苦手なところが目立たなくなるまでさらに伸ばします
  3. 生徒とお母さんの性格
    言い方(言い回し)によって、ずいぶんと変わるものです。それから、同じ事を言うのでも、いつも言っている人の話は聞きませんが、言う人が変わると、理解することがあります。(他人の言葉は天の声)

こんな事を書いてみましたが、この辺は先生の方がよく理解していること思います。大切な事は一人一人を分析して、紙に書くことです。必ずデータとして紙に書いて残すことです。
ここまでくれば、多分、 何をどうしたらいいか、見えてくるはずです。何かご質問があればお受けします。(必ずしも答えが出るとは限りませんが?!)

答え:
それは、「何もしない」です。何もしなければ成功はしません。ですから、「失敗」は「成功」の手前にあります
「成功」←→「何もしない」 実は、「成功」の文字は、小さな「失敗」の文字の、集まりでできています。
とにかく、決めたら行動あるのみ。 行動すると次に何をするか見えてきます。

第7章 リーダーシップ

さて今回の「ちょっといい話」と言うよりは、胸に少しチクッとくる話。
外国のパーティジョークです。

たくさんの乗客を乗せた客船が、今にも沈没しそうになっています。そうです、あのタイタニック号みたいな大きな船を想像してください。
当然、船長をはじめとするクルーは、大切な乗客を次々に避難させていきました。そして、最後に残った乗客は一人です。
そこで、船長は最後に残った乗客を、海に飛び込ませます。さて、なんと言えば、この乗客は海に飛び込むでしょう?

もし、ドイツ人なら
「貴方にとって、海に飛び込むことが、最も安全です」
と言えば飛び込むでしょう。

イギリス人なら
「海に飛び込むことが、貴方にとって一番栄誉のあることです」
と言えばいいでしょう。

アメリカ人なら
「ここに残って、船と運命を共にするのも、海に飛び込んで助かるのも、それは貴方の自由です」
と言えばいいでしょう。

そして、日本人ならこう言えばいいんです!
「○○、○○○、○○○○○○○○」
(知りたい? 一番下にあります)

メールマガジン「ピアノって楽しいな」No.7

No6では、現状の把握でしたね。さて、紙に書いたデータを元にして色々と試してみましょう。
今回は、今までに経験したものの中で実際に役に立ちそうな事例をあげます。これは、ノウハウですから余りノウハウに頼りすぎないようにしましょう。大切なのは、ピアノの先生自身を好きになってもらうことです。

  1. 連弾を試してみる(生徒さん同士、先生と)
  2. レッスンの内容に遊びを取り入れる(クイズ形式、ゲーム感覚でできるものを取り入れ、良くできた人を表彰する)
  3. ポップス系の曲を導入する(アニメ、歌謡曲)
  4. 音楽(学校)の授業内容に触れて教える
  5. 一生懸命、話を聞いてあげる(プライベートの話)
  6. 誕生日にプレゼントをする
  7. 発表会以外に何か企画ものを開く(クリスマス会)
  8. コンサートやピアノリサイタルに出かける

もう実行しているかもしれませんね。

個人個人の反応は全く違うかもしれませんが、他人と比較することは全く無意味です。教育の原点は、親子関係と一緒で、1対1で教えます。その生徒にあった教え方をしましょう。

<方針の一貫性>
この事をやったら「先々まで幸せになる、楽しくなる」のイメージです。

<態度の一貫性>
いい時も、悪い時も、同じ態度で接してくれる事で信用します。

そして、日本人なら こう言えばいいんです!
「もう、みんな、飛び込みましたよ」 
日本人にとっては、笑えないジョークだったりします。

このジョークを聞いたとき、グサッときたのを覚えています。
「信念をもってやり抜くことが大切」だなって思います。

第8章 目標設定

今回のちょっといい話は…(これも有名な話ですが)
象は小さい頃から鎖に繋がれています。 そして、この鎖は一本の杭に繋いであり、子象の力ではこの杭を引き抜いて逃げることはとても無理な話です。こうして育った象は、力の強くなった大人になっても、 この杭に繋がれると逃げだそうとはしません。
杭→逃げられないが、インプットされているからです。今の貴方は十分に能力が引き出されていない可能性があります。過去の体験だけで物事を判断していませんか?

メールマガジン「ピアノって楽しいな」No.8

No.7では
<方針の一貫性>
この事をやったら、「先々まで幸せになる」のイメージです。
<態度の一貫性>
いい時も悪い時も、同じ態度で接してくれる事で信用します。
一貫性のあることが大切です。が、具体的に行動することの中では様子を見ながらやっていくことも大切です。完璧なものはありません。
今の状況の中から一番可能性のあるものを選んでやりきるつもりで頑張ってください。「人が喜ぶ、幸せになる」が大前提です。
目標を立てる前に自分の準備が出来ているかチェックしみましょう。

  1. 自分の仕事に対する知識、技能、経験はその目標を達成するのに適切か?
  2. 目標を達成するための時間はあるか?計画はされているか?(スケジュール表を見ながら計画してください)
  3. 目標達成に向けて予想される障害は把握されているか? その具体的な対策が考えられているか?
  4. 具体的な計画(プラン)が出来ているか?(どうすれば、この目標が達成されるかを人に話すことが出来るか?)
  5. 達成の進度をチェックする方法が決まっているか?
    この目標の立て方は、自分が何か大きなものにチャレンジするときに使います。実際のレッスンの内容では省略出来るところもあると思います。おそらく、最初の目標は達成しません。それでも構いません。なぜなら、最初の目標は自分の力量を知るために立てるからです。目標が簡単に達成するならその目標は低すぎます。早く立て直しましょう。
    反対に、なかなか達成しないなら期限を延ばしてみましょう。目標を立てると云うことは自分の力量を知るために立てる目標と、力量を知った上で目標を達成するために立てるものと二つあります。自分にとって適切な目標は「自分が頑張ってできる最大」です。マイペースではなくマイベストです。
第9章 目標設定補足

ちょっといい話…
「自然体」この言葉から、どんな事を想像しますか?
体に余分な力がかかっていない状態で、リラックスできるような状態をイメージする方が多いようです。体を休ませる事が目的ならベストな状態ですが、貴方が目的を持って生きていく事とは少し違うような気がします。
何が言いたいかというと、「自然体」と「流れに身を任せる」とは、全然違います。
「世間の波に身を任せる」「時間の流れていくままに…」では、何も手に入りません。貴方がストレスのない「自然体」を手に入れるために頑張るのです。
なんか、生きていくって「下りのエスカレーター」に乗っているみたいですね。油断するとあっという間に下がってしまいます。

メールマガジン「ピアノって楽しいな」No.9

前回の目標設定は、少し難しかったと思います。 しかし、ここを通り越して前に進め ませんので、もう少し説明をします。メールマガジンのNo.1から始まったこの企画は、ピアノの先生の世界に「経営」を導入するために始めました。

仕事とは、親切の延長上にあります。(親切に対するお礼から始まったものです)
経営とは難しい理論ではなく、「どう運営をしていくか」を学んで行く必要があります。ですから、自分がどうなりたいのかを明確にしておいた方が長続きします。(途中で挫折しないように、目標をハッキリ決めて下さい)今の自分を変化させたいと思いませんか?情報はたくさん入れて下さい。

そうすると自分でも変化できるような気分になってきます。でも、困難は線路の枕木のようにやってきます。どんな困難が起きても新 たな決意をしていきます。繰り返し繰り返し、決意していくんです。決意が習慣になり、進んでいける自分を作り出して下さい。やる気を維持させるコツです。

  1. 決意した目標を毎日思い出す(言う、見る、書く、決意する)
  2. 積極的なものを見る態度(チョットした感動や、出来事を栄養にできる体質)
  3. 頑張っている人をライバルにする(相手がこちらを知らなくても構いません、勝手にライバルです。でも努力をやめない人をライバルにして下さい)
  4. 反復媒体をもって下さい(成功する人の共通点は何か?繰り返し読む本を探してみて下さい。「血が騒ぐ」そんな本です。音楽を聴くもいいですね~、「ロッキーのテーマ」どうですか?後は子供の写真を見る。元気が出てきます。)
  5. 目標は区切って、小さな達成を喜んで下さい。(ここまでできたら…!達成のお祝いにご褒美として、小さな一流のものを質感で買ってみて下さい。いずれは良いもので周りが埋まっていきます。)

目標には二つの種類があります。

  1. 長期的な視野に立ってたてる目標
    先に行くためや将来のためにとかの自分のアベレージを上げるもので、自分のプライドをかけてやる
  2. 必ず達成させる目標
    プロジェクトや試験などは、すべてを目標達成に集中させましょう
第10章 まとめ

こんな話は、ご存知ですか?
アマゾンの奥地に住む原住民が雨乞いをします。
どんなに日照りが続いていても、彼らが、雨乞いをすると必ず雨が降ります。それは、何故でしょう?(答えは一番下です)

メールマガジン「ピアノって楽しいな」No.10

さて、いよいよ最終回です。また新たに決断しましょう!
決断すると、必ず問題が起きてきます。その問題が大きければ大きいほど、貴方の決断が大きいことの証です。
大きな物を得ようとすると大きな問題も起きてくるのは、それらは必ずセットになっていて、問題の方が先でご褒美はその後に来ます。

目標に向かって色んな事を手探り状態でやっていくことと思いますが、できあがっていくイメージは一般的に右肩上がりの直線ですが、しかし、実際は同じ右肩上がりでも二次曲線に近く、ある時爆発したように突然上向きになるといった感じです。

この二次曲線に突入するまでは、何度も貴方自身が問われますから、その度に決断をしてください。この時期は貴方の欲しいものが、できあがっていく根拠造りをしている最中です。
このときに、心の方向がプラスに向かっていることも確認してください。
心の方向がマイナスでは、ブレーキを踏んだまま、アクセルを踏んでいるのと同じです。

もしかして、無理なのでは……?と考え始めたら、「大丈夫!大丈夫!ここまで、頑張ってきたから絶対できるよ」と信じて、また前に進みましょう

  • 少し、ドキドキする事をチョットだけやってみましょう。
  • 苦手な人と少し話をしてみましょう。
  • 「今までとは違うな」と思っていたこともやってみましょう。
  • 言っていることと、やっていることを一致させましょう。
  • そして、貴方自身が師と仰げる人を持ちましょう。

貴方のピアノ教室から、何人の生徒さんが「ありがとう!」って言って貰えるでしょうね!この言葉をたくさんの人から聞けば聞くほど収入も増えているし、みんなからも親しまれていることと思います。

短い間でしたがありがとうございました。
ご質問等あれば、いつでもご相談下さい。私に分かる範囲以内でお答え致します。

答え:
雨が降るまで続けるからです。 目標を立てたら、達成するまでやり続けるのです!そう、何が起きてもです!