OHHASHI132 本物の「大橋サウンド」をお楽しみください。
OHHASHI132 #4627 昭和57年製造
7月に買い付けた大橋ピアノが仕上がりました。これぞ「大橋サウンド」と呼ばれるにふさわしい音色です。行った作業は、アクションを解体してカラクリを見直して組み直しました。これに細部まで徹底的にこだわった整調を施し音色を作りこみました。
この作業は、鍵盤上面を揃えるために使われているバランス部分の紙パンチングを交換しています。当然、鍵盤の深さを調整するために使われているフロント部分の紙パンチングも交換済みです。
これはオマケの画像です。通常 鍵盤の重さ(弾き心地)を調整するために、鉛を(鍵盤に)埋め込みます。アップライトピアノには鍵盤の返りをよくするために鍵盤の奥側に入れ、グランドピアノでは軽いタッチ感を出すために手前側に鉛を入れます。しかし、大橋ピアノには鉛は入っていません。もちろん、そこには意味があります。
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高木のつぶやき
高音の抜けもよく、ヨーロッパのピアノを思わせるような仕上がりで、これならグランドピアノにも負けません。幡岩さんは、きっと、こんな音色のピアノを作りたかったに違いない。以前に何台か作った(?)大橋ピアノのように 「ラ・カンパネラ」 がよく似合いそう… そんな感じです。
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