総アグラフのピアノでした。
「インターネットで見ました」って、電話で問い合わせがあり、
訪問することになりました。
お伺いすると、「アポロピアノ」でした。
なんでも、阪神間にあるピアノ屋さんから買ったが
音色がモコモコしてすっきりしないとのことでした。
買ったところの調律師さんに言うと、「こんなもんです」と
言われ悩んでいたようです。
ここは、「」高木ピアノサービス」の出番です。
ピアノを見て、何とかなりそうなので、取り敢えず、
預かることにしました。
とは言っても、ピアノ本体ではなくて、中身だけです。
ここから、悪戦苦闘です。
ピアノアクションを解体してみると、接着剥がれもあり、
けっこう、傷んでいます。
すべての、からくり部分の見直しをして、再度、組み直しです。
ピアノは、現物合わせで作られるため、ピアノ本体との調整は、
最初からやり直しです。
結果、お客さんの家では、5時間かかり、調整をやり直しました。
生まれ変わったピアノに、「以前と、全然違います」と
お客さんも満足の様子でした。
こんな時が、「一番嬉しい」と感じる瞬間です。(^_^)v
ピアノデータ
「APOLLO」 A360 133cm 総アグラフ
アポロピアノ = 東洋ピアノ製造株式会社
日本では、3番目のピアノメーカー